*「マナブ」と云う事
長く生きてきて、改めて親から教わった事って少ない。
見聞きして、自然と、身に付いた。
稽古もそうありたい。あぁだこぉだ言わなくても、示せば勝手に真似するくらいのモノになれば、自然。
そう考えると、「シドウスル」とは真逆の事なのか???
欲は良くない。あぁしたいこぉしたいは全部、欲。
だとしたら、教える事も、教わる事も、全て自然の成り行きに任せる事が、自然なのかな。
指導者が楽しそうに稽古していないと、門下生も楽しくない。
養神館合気道 龍 の安藤師範の演武はそう云う事を感じる。師範が演武すると、子どもたちの笑い声が聞こえる。
師範は「子どもが笑わなくてなんぼのもんじゃい!」と言わんばかりに子ども達の笑い声が聞こえるように演武する。
21世紀と云う現代に於いて、時代に即した稽古と云う価値観も必要。
一方、時代に囚われない固い稽古も必要。
あくまでも武道・武術。生の本質を見つめる事に、変りは無い。