お勉強会

今日はお休みでした。




夕方から事業所に出向いて『個浴』のお勉強会。
ウチの会社でマニュアルとして使われている本を2冊御紹介します。



完全図解 新しい介護 (学術図書メディカル)

完全図解 新しい介護 (学術図書メディカル)

ひとり浴改革完全マニュアル―施設のお風呂を変えるプロジェクト・湯

ひとり浴改革完全マニュアル―施設のお風呂を変えるプロジェクト・湯




「新しい介護」・・・分厚い介護技術本です。全てのページに図が載っているので、初心者の方でも分かりやすくなっています。また、介護哲学とでも言えば良いのでしょうか。取り組む姿勢や考え方、利用者の立場等にも多く触れているので、現場にいる人間としては辞書感覚でも使える一冊です。

「ひとり浴」・・・介護技術や、介護員としての心構えを入浴から見直そうと云う本です。介護に対する入門書としては、僕はこちらをおススメします。




お勉強会といってもそんなに硬いものではなく、他所の事業所の所長さんがインストラクターとして来所して下さりお話しをして下さりました。





利用者のために


基本はここです。これを原点として、全ては始まります。介護技術の上に関係が成り立つのではなく、関係性の上に介護技術が成り立つ。これは児童福祉の分野でも同じですね。ウンウンと関心していると、今度は実技へ。




実際に先輩の方に湯船に入っていただいたり、出ていただいたりを介助する・・・そんな事をやってみました。




で、僕は他の皆さんと介護技術が若干違います。というのも、かれこれ少林寺を始めて9年が経ちました。小手先の動きから(寝ている人を起こしたり、座っている人を立たせたり、車椅子からの移乗等)身体の使い方(対象者を支えている時に重さをお腹や背中で感じたり、足の置き方等)が、他の先輩から見たら危なく映ったようで、怒られてしまいました。




実際に身体の表面で起きている事と、身体の中で起きている事は違います。・・・と云う事は、やっている僕にしか分からない事です。或いは、実際に肌で感じている対象者だけです。僕は身体がそれほど丈夫ではないので、こういった技術を使った方が楽なのです。でも、先輩方に止められてしまったのでは、封印するしかないのでしょうか。




古武術介護入門[DVD付](古の身体技法をヒントに新しい身体介助法を提案する)

古武術介護入門[DVD付](古の身体技法をヒントに新しい身体介助法を提案する)




この前こんな本を見つけたので、読んでみました。僕がやっていたこととだいたい同じでした。文も読みやすく、DVDがついているので分からない事が視覚で確認できます。面白いので大好きです。
今まで手探りでやっていたことが、この本のおかげで裏づけになり、自信が持てたところでした。でも、もうお別れ、寂しいです。