今日は少林寺拳法の出稽古に行ってまいりました。



僕の通う淑徳大学から程近いところにある白旗道院です。以前千葉大にお邪魔した時に、そちらの道院の方がお見えになりまして道場の存在は知っていたのですが、何分時間がとれずずれ込みずれ込み、今日に至ってしまいました。




『武林是一家』




とは言いますが、何処の道場に行っても受け入れてもらえることは大変嬉しいことですねぇ。いきなり行って道着に着替えて練習に参加してきました。こちらの道院では一般拳士の方よりも少年部の方が盛んなようでした。そんなわけで少年部の稽古に参加。やっぱ子供は元気だね。でも、何か違った。指導者の声に耳を傾けて、真面目に取り組んでいる感じを受けた。一般に何処の道場の子供たちも、遊び・体操、そういった感覚で稽古に来ている子しか見た事がなかったので、正直びっくりでした。



 僕が組んだのは中学一年生の男の子。良い動きをしてました。しっかりと相手の目を見据えて、ピシっと動くその姿に感動。受けとってて気持ちよかったな☆突きも真っ直ぐで、心がのっていた。よくかざっちに受けの大切さを説いてもらってたんだけど、なんとなく分かったかも。でも、今の僕には心が繋がらないと無理かも・・・・・誰とでも、と云うのは難しいね。今日組んだ子のように(子供だからってのもあるんだろうけど)雑念のない子との稽古では、技や相手はもちろんだけど心で繋がることができた。その結果として、良い受けがとれた。



 相手の上段突に対して、内受、突返、連反攻、残心・・・・・完璧なのが出来た。本当に気持ち良い。今まで色んな拳士の人達と練習してきたけど、ここまでの内容のある稽古はできなかった。攻撃を仕掛けた瞬間、彼は僕の目を見続けて反撃をしてくる。当然僕はその突を下受、残心。入れ替わって、受けた瞬間に死角に入身、相手は僕の目を見続けて意志を切らない。突を入れた後間髪を入れずに当て、残心。んんん"〜〜〜〜〜〜思わず唸るほどの繋がり。一回一回の動きが非常に重い。中身のある稽古ってこの事を言うんだね。相手は中学一年生!!10も年が違うのに、ここまで熱心に突いてくる、おまけに意志が強い。お兄さん驚愕だったよ。『気を張る』とは言うけれど、ここまで張ったのは本当に久しぶり。




稽古が終わってから、別の子が、初対面の僕のところに来た。「さっきやったこの技はどうやったら上手くできますか?」・・・・・たぶん中学生と思われるその子の眼差しの輝いてること輝いてること。素晴らしいの一言に尽きます。偉いよね。稽古終わってるのに聞きにくるなんて、よっぽど一生懸命やってる証拠だよ。




 やった技は3つだけど、体に残ったものは非常に多かったな。たぶん、今の大学生達にこんな稽古しようと提案したところで無理なんだろう。皆、「技の崩しが〜〜〜」「構えは〜〜〜」「攻者は〜〜〜」って変なところに固執してるんだもん。型稽古が疎かになるほど、オタクっぽいのが増えるんだろうな。稽古の本質的なものを見失ってる。





本気で突く。本気で受ける。




これ以外に何もいらない。




お互いがお互いを信じて、動けばそれが技になる。




『技』と云うものは、きちんとかかった瞬間、『人』という字になる。




よく考えて欲しい。今世間で流行の「崩し」だ「インナーマッスル」だ「トレーニング」だののくだらないこと。




日常行う型稽古に全てが含まれている。




腕立て10回するくらいなら突1000本しようよ。




崩し云々の前に、まず一発当身しようよ。




僕らが昔やったことの中に、全ての答えが含まれている。それを忘れたのは僕等自身。




今一度原点に帰ろう。そう思った。






















P.s そういや今日公務員試験だ。勉強してない・・・・・やべえな。