人を想う

僕の知人が『感謝』と云う事について書いていましたので便乗・・・・・




皆さん料理はなさいますか。
僕は自分が食べたいと思うものならそれなりに。



僕の母は、それはそれは料理が上手で外食するなら家で食いたいと思える程です。でも、そんな母にいつも「味が薄い」と言って、僕は母の目の前で塩をかけたり醤油をかけたりしていました。それってとても失礼な事であると、ここ何年かで気がつきました。




皆さん相手の事を想って料理を作る事ができますか。それも、毎回必ずです。使う食材から、栄養面、食べる人の好きな味まで。毎日です。朝起きて、働いて、お昼、夕方まで働いて、夕飯。洗物も。・・・・・どんなに疲れていても、具合が悪くても、美味しいといわれても不味いと言われても・・・・・。どんなに質素なおかずでも美味しく見えるようによそり、それさえ楽しませようと言葉を忘れない。たかが人参切るのでも飾り包丁忘れない。新しい食材や料理に常に挑戦。お客さんが来るときはきちんと手料理で御もてなし。




僕は母に頭が上がらなくなりました。




そんな凄い事を、僕が生まれてから二十余年も続けてきた母。




母偉い!!




でもそんな事が毎日だから有り難味が無くなってしまう?


毎日だからこそ、感謝して美味しく楽しく食べたい。僕はそう思います。









考えてもみてください。人が食する為に、「生産」され「殺」される動物達の事。

物心ついたら突然、箱に入れられてお父さんやお母さんが遠くに行ってしまう。

突然「人間」が足をぶら下げて「機械」の中に入れられてしまう。

その時彼等が見る景色を、目を瞑って想像してみてください。

僕は悲しくなってしまいます。




食べ物は、日々精一杯の感謝を込めて、一つ残さず口にしたいものです。