いつの事だか・・・

千葉大で稽古していた時に、イギリス人の留学生が見学にいらっしゃった。




イギリスの大学にいた時にマーシャルアーツ、「sticking hands」(スペル合ってる?)を習っていたそうだ。




日本に来たので、日本の文化である武術を学んでみたく云々・・・・・・・・・と英語で話しているのをひたすら聞いていた。




ニハトモアレ百聞は一見にしかずなので、手解きを教えてみた。その時教えたのが「寄抜」。




彼に手首を持たせて「こうやって離れるんだよ」と示すと、彼は「Oh」とか言って驚いてた。で、抜いた手で当身を入れるところまで示そうとした時に事件?は起きたのだ




当ての手に反応して合わせて裁いて逆に返された・・・・・!これにはビックリ。




「ふ〜ん」とか思いつつムキになったのでその手を払いのけて手刀。




彼、無表情でその手刀を肘で落として顎に掌。




掌を外受けで弾いて・・・・・云々




そんなに速いスピードではなかったけれど二人で無言で「しぺぺぺぺぺっ」と手を動かしていた。




彼は僕に触れるんだけど、僕は彼にほとんど触れることも出来ず・・・・・ショック。




今思えば、あれは詠春拳だったんだな〜。




滅多にない他流との交流が出来て嬉しかったな〜。




なんて事を突然思い出した。