あとちょっと

espoir-ami2006-08-13

 大学生活最後の大仕事、子供たちと行く『サマーキャンプ』が終わった。 今年は、過去4年間の経験を踏まえて例年とはやり方を変えたため、後輩達には少々荷が重かったかもしれない。彼等のキャパシティーは考えずに、出来ることはドンドンやってしまったので大変な思いをさせてしまった感がある。ただ、その分はキャンプへ行って実際の現場で成果が出せたので、結果的には良かったのかも。今年はキャンプ2週間前になって企画(といってもこの段階で未だ仮)が挙がり、僕等も急ピッチでレクリエーションや出し物について考えた。この時、まだ試験期間だったにも関わらず協力してくれた後輩の皆・同期の仲間達、ありがとう。んで、企画書作成して、リハーサルもやって完璧な状態で提出に参上したらその場で企画目的を向こうに変えられてしまった。これにはショックすぎて立ち直れなかった_| ̄|○


企画書を作るにあたって色々調べたり自分でも沢山書いてみたけど、やればやるほど『企画目的』(それをやってどんな事を伝えたいのか・目標は何なのか)が重要なことに気がついた。


企画タイトル
1、企画目的
2、企画概要
   時間・場所・担当スタッフ・準備するもの・ゲームの流れ


これらを文書化した。そしてこれを元にスタッフ全員で実演・リハーサルを行った。来年に引き継いでもらえれば、キャンプスタッフ初心者がいても多少なりとも心の準備が出来て楽なはず。今年は新人と不慣れな子が多かったため役にたった、と思う、たぶん・・・・・。と云うのも、さっき言ったとおり企画目的が突然変わってしまったので、当然内容も変えざるをえなく、後輩達には大変申し訳ないことをした。僕がもっと職員とコミュニケーションをとってその辺を明確にしてから話を進めるべきだった。イノシシ年のせいもあってか(理由にならん)一度思ったことはとことん突き詰めないと気がすまず、あれよあれよという間に・・・・・まぁ過ぎたことはしょうがない。




 キャンプ中、例年通り色々なことがあった。

・1日目
 今回のキャンプは『感謝』がテーマ。僕は『ありがとうって言ってくれて、ありがとう』と云うのを個人のテーマにして参加。出るわ出るわ子供たちから無数の「ありがとう」。僕等大人が何気なく言うありがとうと、子供たちが何かを感じながら言う「ありがとう」に差を感じてビックリ。何だか一回一回がすごい心に響いた気がする。夕べの集いにてレクをまっちゃんとサヨ姉とやる。僕だけ超〜失〜敗〜マジでトラウマになったかも(>_<)声かけが通じない!ゲームが進行しない!!しまいにゃ切れちまった!!!4年目で大失敗・・・・・いっそのことデスノートに自分の名前書いてしまいたかった。レク内容も変に手がこんでたからね、子供たちにはちょっとレベルが高かったのかも知れない。今井君がとある人に言われていたけど「ゲームはシンプルが一番」らしい。僕も次に何かの機会があればそういったところまで考えてみよう。



・2日目
 前日徹夜してたので2時間ほど寝て朝を迎える。今井君が気を利かせて朝起こさないように子供達に声かけをしてくれたので、目は覚めていたけどのんびりできた。面白いもんだね、後輩と今井君の声かけを聞きつつ色々突っ込みを入れてみたり、寝た振りしながら隠れて子供達に声かけしてみたり。その日は川遊びの時間が設けられていたので、皆が早朝観察会に出かけたのを見計らって起き上がり顔を洗って準備!朝食を取って元気に出発。ケガもなく楽しくはしゃいできました☆過去3年間、1度も水に入らず子供たちの着替え補助をしていたのだけれど、今年はまっちゃんの笑顔に釣られて入水。川の水って冷たくて気持ちいいのね。職員も子供も関係なく水地獄に引き込んで遊んでおりました(笑)夜のキャンプファイヤーは子供たちがドン引きするくらい変な空気が流れていました。新米職員とゲストの何とかさんが盛り上げようとするも失速気味・・・・・「猛獣狩りに行こうよ」で何とか持ち直して今井君のレクにつながりました。その後ナイトハイクに行く。夜は前日に引き続き反省会と翌日の打ち合わせ。子供達についての声かけの仕方や、お互いの動きに対する要望なんかを話し合っていたんだけど今井君はつまんなそうに聞いててくれました。ごめんね、配慮できなくて(><)で、明日のIMOP(smap模したの)の振り付けやら台本やら皆で歌って踊ってだべって、賞状とか作ったりして過ごしました。


・3日目
 やっぱり2時間くらいで目が覚める。が、子供に時間を聞くと「6:50だよ〜」( ̄□ ̄;)!?あまりの衝撃にしばらく状況がつかめない・・・・・どうやら子供たちも起きれずにこの時間になってしまったらしい。前日の川遊びが相当堪えたようで、布団を片付けた後も横になっている子がけっこういたなぁ。虹鱒のつかみ取りして異色の食材でカレー作って皆で食べました。午後は絵巻物作りしたけど、皆やっぱり疲れてて意見が真っ二つ・・・・・職員の一括で何とか方向性もまとまり夜のキャンドルサービスで発表会。4つのグループがあってそれぞれ個性的なものを作っていたけど、中でも目を引いたのが、僕等ボランティアと職員を題材にしたグループ。ボランティアさんありがとうの気持ち、伝わりました。最後は歌まで歌ってくれて・・・・・エンドウマメは泣きませんでしたけどね!!だってそんなキャラじゃないし。本当はめっちゃ嬉しかったさ〜〜〜(泣)んで、毎年恒例の出し物をやって歌って踊って軽いコントもしました。子供たちのウケも良くて楽しかったなぁ〜☆反省会前に今井君と原っぱに言ってこれまでの思い出を語って泣く。反省会が終わってからは子供達にあげる賞状作りに励む・・・・・・朝6時くらいまで思考錯誤。終盤のテンションは軽く狂ってた(^^;


・4日目
 1時間くらいで起きます。帰り支度をしつつ、朝食をとり、キャビンのお掃除をして賞状伝達式。子供が僕等4年生にも賞状をくれた。4年間の思いを込めて。本当に涙が出た。嬉しかった。終わって、前日僕等の事を題材に発表してくれたグループにお礼の賞状を渡しにいく。昨夜(今朝?)今井君たちと作ったメッセージ・・・結局我慢できなくて泣いちゃったな。その後はお買い物タイム。ソフトクリーム食べたりお土産買ったりして、その後キャンプ場に戻って原っぱでお昼を皆で食べました。帰りのバスに行く直前今まで全然なつかなかった女の子が「さっきの賞状ありがとう」って抱きついてきた。「もう会えないの?またボランティア来てよ。遊ぼうよ(^-^)」こんな事を言ってくれました。『ありがとうって言ってくれて、ありがとう』最終日、キャンプ終了直前で完成。もうボロボロ泣きまくり。終わらないありがとう、消えないありがとうを、この4日間で伝えることができた。本当にありがとう。








 僕の大学生活の大仕事はこれで終了。皆で話し合うことも、企画書を作ることも、子供たちと夜はしゃぐことも、星を見ることも、賞状を作ることもありません。今回のキャンプでまっちゃんに伝えるべきことは全て伝えた。やるべきことは全てやりきった。今度は君達の番だよ。


今井君。さっちゃん。まいまい。まっちゃん。大学生活最後のキャンプに一緒に来れたこと、一生の思い出です。心からありがとう。


子供たちへ。4年間怒りっぱなしでごめんね。でも、そのやりかたしか僕には思いつかなかったし、その中で大切な事を伝えてきました。荷物の整理をしっかりする事、人を傷つける事だけはしちゃだめですyo!










 もしもまた生まれ変わったら、またこのキャンプにこのメンバーで行きたいな。今度は子供として参加するのもありかもしれないね☆で、その後はやっぱりボランティアとして☆☆

僕に残された時間もあと7ねんくらい・・・・・大学生活最後の夏が、皆と来れたキャンプで本当に良かった。ありがとう。