親の心
夜勤明けのバイトはきついもんで、眠い。
24日・・・午後4時より夜勤スタート。
25日・・・夕方5時半から保護課の新年会があり、帰るのもだるいので日勤保育に参加。朝食後、学習、掃除、レクをする。この時、夕方に保育師に「お風呂入る?(子供達と)」声をかけられたので、人生初の子供とお風呂に挑む。30分くらいのもんだったけどとても幸せな時間だった。その後、新年会でボーリング。スコアは70止まり、グダグダ。眠い目をこすりお食事会にも参加。途中酔っ払いが発生したので新小岩まで送り届ける。電車も無いので友人宅でお泊り。その後爆睡。
26日・・・ボランティアの予定が3時からあったので、それまでゴロゴロして過ごすが疲れは一行に取れない。その後、子供達と戯れる。久方ぶりに会ったもんで、子供達の成長ぶりに感動。生活指導員メインでやってたのもあってか、子供達に対するスタンスが変っていたのには自分でもビックリ。ボラ後、仲間達に誘われるまま飲み会に参加。あまりの疲労に言葉も出ずお通しの枝豆をむしゃむしゃ食い漁り、お湯を飲んで回りの話に頷くだけ。終電に乗り旭市へ。
27日・・・お婆ちゃん家に着くと日付が変っていた。旧家屋で寒いので、疲れを残して夜勤に差し支えるとまずいと思い自宅へ。車で30分走行。到着してから昼の12時半まで爆睡。慌てて旭に戻り夜勤の準備をして児相へ向かう。道中あまりのだるさに吐き気を催す。4時半より夜勤スタート。ちょっとした失敗があり軽く凹む。これは後日。
28日・・・夜勤明け。九時に児相を出る。12時過ぎに旭に帰り着く。大急ぎで昼食を済ませ多古町へ。エービンてドラッグストアでレジ打ち、品出しに生を出す。そして今。
仕事中に、駐車場に置き去りにされているカート達を回収に行くと子供の泣き声がする。よく見ると赤ん坊が車の中に置き去りにされている。ベビーシートに縛られて。夕方6時を過ぎれば辺りは暗いし冷え込んでくる。まして赤ん坊、親の気配が消えた時点で泣き出してしまうのは必至。親が戻ってくるのを待って抗議した。
「こんなに小さなお子さんを車に置いてけぼりにするなんて、もう二度としないで下さい。ずっと泣いてたんですよ。」
無言でガンたれやがった。
児相には親に捨てられた(注:育児放棄)、DV、生活力の無さ、様々な理由で引き離された幼児達がやってくる。ただ、この子達にとってはあくまでも大切な親なのだ。例え虐待を受けようと、ネグレクトされようと。「会いたい、会いたい」と言って、泣く子供の姿を何度も目に焼き付けてきた。学童でも同じだ。迎えにくる時間が少しでも遅ければ「お母さんどうしたのかなぁ」と言葉を漏らす事なんてざらだ。
「三つ子の魂百まで」と云うのはよく知られた言葉だが、この時期は本当に親の存在・愛情・言葉・・・・・ありとあらゆるものが必要なのだ。「親の心、子知らず」ではなく「子の心、親知らず」の間違いではないだろうか。変な椅子に縛られて、泣いても誰も応えてくれない孤独。僕には耐えられない。見ることも。感じることも。
ぱじ―Momo‐chan’s grandfather“Paji” (5) (ヤングジャンプ・コミックス)
- 作者: 村上たかし
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/08/19
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ぷれぜんとはいりません。ぱじお ながいきさせてください。
まだ5歳かそこらのももちゃんの、パパ代わりのおじいちゃんを思う、心からの願い。
煩悩を消してくれると云われる除夜の鐘を聞いて、自分の煩悩についてぱじはこう思った。
ももちゃんに美味しいものを食べさせてやりたい。綺麗な服を着させてやりたい。上等な靴をはかせてやりたい。お金を残してやりたい。もっとあたたかい家に住ませてやりたい。生きてゆくのに役に立つ知識を授けてやりたい。この子のそばに一日でも長くいたい。
70を過ぎて、自分に残された限られた時間を、大切なたった一人の家族のためにと思いをこめたぱじ。
自分のことなんかそっちのけで、相手の幸せを祈ってる二人。自分の好きな人が幸せな事が、何よりの幸せ。誰にでもある心だと思う。