現場

 この前の土曜に『踊る大捜査線2』を見た。僕はどちらかというと・・・青島派かな。室井さんにはなれない気がする。基本的にデスクワークが苦手なので子供とワイワイしているほうが性にあってる。何処かに室井さんみたいな人いないかなぁ〜。児童福祉の世界を変えてみたいと常日頃から思ってる・・・・・だって単純に考えて職員不足だし、何よりも擁護施設が足りてないんだもん。今現在、僕のバイト先である児童相談所には丁度10人の子供達がいる。長い子はもう5ヶ月にもなる。通常ならば、一時保護施設では3〜4週間で子供が次の道を決められるようにしている(早ければ早いほうがよい)。また最長2ヶ月と定められている(教科書にそう書いてあったような・・・・・)。あくまでも『一時保護施設』なので、家とは違う。住んでいるわけではない、たまたまそこにいるだけ。トコロガドッコイ!!もう子供たちにとっては家として・学校として機能し始めているのが現状である。今後一般社会に出て、きちんと適応できるかどうか・・・・・これは子供を信じていないわけではなく、対人関係がうまく取れない子やAD/HDの子は生まれつきそうだからだ。ましてや、俗世間と離れての生活が長く常に大人がいてくれた生活が一転するのだ。子供たちがそれをどう受け止めるのか・・・・・興味深くもあり、心配だ。



 昨日は千葉大にて稽古をしてまいりました。
 いまから4ヶ月ほど前、現4年生(OB)のT重君と約束したことがある。それは・・・・・
『現役の拳士には指導をしない。殊に2〜3年生には。もしもするのであれば指導方法の指導を。』と云うものである。
 そんなわけで、ひと夏かけて考えあぐね見つけたものは、結局、たった一つだけであった。今まで通りであれば、僕が直接技について言及もできたけど、今度はこれを一般化して大衆化しなければならなくなる。正直無理!!!個人個人で伝えるならまだしも、これをある程度普遍的なものに変えなければならないとなると・・・・・で、見つけたのがたった一つだけ。ん”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、頭から煙が出そうだ。昨日もついつい練習中の子達に口を挟んで(技を教え)てしまった。
 こんなじゃいかんよね、T重君??きっとたった一つしか発見できなかったのは僕の技量が足りなかったから。前を見て、前進るのみ!!!



自分信じてわが道を行け






p.s 昨夜は終電で帰ってきました。三人がけのシートに、酔っ払いのおっちゃんと一つ間を空けて座りました。しばらくすると、初老のご婦人が真ん中に座ったのだけれど、酔っ払いのおっちゃんが何やらご婦人に話しかけ始めちゃいました。ご婦人はしばらく聞き流していましたが、可哀想だなと思った僕は・・・・・


僕     「席変わりましょうか?」
ご婦人   「いえ、大丈夫です。」
 
 
 そして酔っ払いのおっちゃんもそれに気がつき「おぉあんちゃん@!%&+*‘〜!」とぶつぶつ言った後、次の駅でおりました。


ご婦人   「ありがとう御座いました。あそこで刺激を与えてしまってはと思いまして。そのお気持ち嬉しかったです。」
僕     「・・・・・」


争いを生まない心はこう云うものなのか、と閉口して感心してしまったのでありました。







踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [DVD]